過去問アプリアップデート②と午後Ⅱ試験の論文対策小ネタ
こんにちわ。RITZです。
本サイトの過去問アプリの機能アップデートしました。
また今回の機能アップデートの内容に合わせた午後Ⅱ試験の論文対策で使える小ネタもご紹介させて頂きます。
↓過去問アプリ↓
アップデート内容
出題条件の『計算問題を除く』機能を実装しました。
計算問題を除く?なんで・・・?
と思う方もいらっしゃるかと思います。
これ私が実際に勉強していて思ったことなのですが、通勤中に過去問を解いて勉強する事が多かったので、計算問題だされると電車の中で解きづらいんですよね。知識を問われる問題とかは電車の中でスマホ/タブレットを利用して勉強出来るのですが、計算問題ってノートに計算しながら解きたくないですか?
本サイトの過去問アプリはスマホからも利用出来るようになっていますので、出先や移動中でも使えると思います。その際に、計算問題は飛ばしたい!って思うのは私だけじゃないと思いますので、追加させて頂きました。
超地味なアップデートですが、勉強しやすくなれば幸いです
バグ(不具合)修正について
一部の問題について画像が表示されていない事象が発生しておりましたので、修正を行いました。
- H21年度 午前1 問3 (解答欄)
- H30年度 午前1 問10 (解答欄)
- H30年度 午前1 問20 (解答欄)
- H28年度 午前1 問10 (問題欄)
午後Ⅱ試験の論文対策の小ネタ
今回の機能アップデートですが、実は2時間位しか作業していない比較的軽い作業でした。
なぜそんなに軽作業だったかと言いますと、過去問アプリはデータベースから問題を抽出して表示しているのですが、もともと過去問のデータベースを構築する際に、この問題は計算問題かそうじゃないかというマークをつけておりました。
なので、今回はリクエストとして
計算問題を除く
という要求に対して、
データベースから問題を抽出する → データベースから計算問題を除いて問題を抽出する
とSQL文(データベースへの命令文)を変更しただけです。
過去問アプリではシステムアーキテクトのH21年度〜R1年度の午前1、午前2の合計約600問を掲載しているので、もしこの『計算問題を除く』機能を何も対策しないで、リリース後に思いついたとしましょう。
最初から実装するには、600の問題を見直して計算問題かそうじゃないかをチェックする必要が出てきます。
そうなると
この機能は永遠に未実装だったでしょう
それくらい億劫な作業になるという事です。
私はこの過去問アプリを作る際にはじめから『計算問題を除く』機能を考えていたので、データベースの設計時に予めこの問題が計算問題かそうじゃないかを判断するためのカラムを用意しておきました。
ただし、過去問アプリの必須機能ではない、及び早くリリースしたかったという理由から初回リリースからは見送り、追加アップデート機能の対象としました。
実はこういった事は、実際のシステム開発の現場でもよくある事なんです。
- 開発スケジュールが遅れているので、優先度が低い機能は初回リリースから対象外とする(スケジュール観点)
- クライアントからの要件を全て対応すると予算オーバー。今回の開発対象からは見送る(コスト観点)
- 初回リリースの対象ではないが、将来性を考慮してデータを細かく分類しておく(機能拡張性観点)
このようにクライアントによって重要視するポイントは異なりますので、そのあたりの見極めもシステムアーキテクトの重要なスキルになってきます。
そしてこの内容がまさに午後Ⅱ試験の論文に使える小ネタなんです。
システムアーキテクトでは要件定義や設計工程に関するテーマが多いので、今回のように将来性を考慮し拡張的な設計をしておくという内容を論文にしていけば良いんです。
例えば文章のストーリーを考えてみると
- お客様は過去の案件から付き合いがあるお客様との新規システム開発案件
- 後から仕様変更を依頼してくるのが特徴
- 過去案件を分析した結果、仕様変更に対応するためにコストが大きくかかっている
- 全ての機能に対して余裕を拡張性を考慮して余裕をもたせるスケジュールはない
- 重要機能×仕様変更がはいった場合の影響度が大きいものに対して、設計の工夫を行う
みたいな感じにするとそれっぽく見えてきませんか?
このストーリーをベースとして、設問に合わせた内容を肉付けしていけば
午後Ⅱの論文は余裕で合格できます
論文はあくまで論文で、システム開発の証跡を求められるわけでもないので、話の内容は盛っても全然OKです。ただし、文章の辻褄があっていないと合格ラインには達しないので、盛り過ぎは注意です。
文章を書くのが苦手という方は以下の書籍もおススメです!
以上、午後Ⅱ試験の論文対策に使える小ネタでした。