情報処理技術者試験 中止について

2020/7/1 【試験は中止?それとも延期?】令和2年春期試験の代替試験について、試験日程、対象、受付期間について更新しました。

3月24日にIPA(情報処理推進機構)より、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から情報処理技術者試験中止が発表されました。

www.jitec.ipa.go.jp
 
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:令和2年度春期情報処理...
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20200324.html

今回の試験に向けて勉強していた方にとっては非常に残念なニュースです。

また、情報処理技術者試験は事前申し込みの際に一緒に受験料を支払う仕組みなので、払った受験料はどうなるの?1年に一回しかない試験は、また1年後なの?等、疑問に思うことがあると思います。

がっかりSE

受験料5,700円払っちゃったし、次はまた1年後に受験なの??

情報処理技術者試験が中止になるというのは今回が初めてではありません。実は、過去にも同様な事象が発生しています。今回は過去の事象と照らし合わせながら、今回のIPAの対応をみていきたいと思います。

中止の対象となる試験は?

以下の試験区分が中止の対象です。

  • 情報処理技術者試験
    • ITパスポート試験
    • 情報セキュリティマネジメント試験
    • 基本情報技術者試験
    • 応用情報技術者試験
    • プロジェクトマネージャ試験
    • データベーススペシャリスト試験
    • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
    • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

上記のうち、下線の試験区分については、春のみ開催されている試験となります。

※なので、中止となった場合、次回は一年後(令和3年)の春になります(T T)

過去にも中止・延期はあった?

過去には延期、中止があったようです。

延期 平成23年春期試験

 →東北地方太平洋沖地震の影響により実施を延期

中止 平成28年春期試験(九州地方のみ)

 →平成28年熊本地震の影響により実施を中止

試験は中止?それとも延期?

(2020/7/1追記) 代替試験ついて内容が更新されました。

中止になった以下の春期の試験区分については、10月18日(日)に実施する方向で検討しています。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

秋期試験(つまり、システムアーキテクト試験等)の日程で春期試験を実施するみたいです。

ただし、一部のみになる可能性があります。

春に予定されていた全ての試験区分の試験が10月18日に実施予定との事です。

  • 情報セキュリティマネジメント試験(SG)
  • 基本情報技術者試験(FE)
  • 応用情報技術者試験(AP)
  • プロジェクトマネージャ試験(PM)
  • データベーススペシャリスト試験(DB)
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
  • システム監査技術者試験(AU)
  • 情報処理安全確保支援士試験(SC)
  • ITパスポート試験(特別措置試験)

受付期間は、以下の通り

個人申込み  :令和2年7月13日(月)~ 8月11日(火)18時
団体経由申込み:令和2年7月13日(月)~ 8月5日(水)18時
※個人申込み、団体経由申込みとも、インターネット申込みのみ。

そしてなんと

春試験に申込みしていたかは関係なく、誰でも申込み可能との事です!

受験申込みが出来なかった人にも朗報ですね

ただし、コロナ状況によっては再度方針が変わるかも、、との事です。

システムアーキテクト試験サイトの管理人としては、秋期試験がどうなるかが気になるところではあります。

受験料はどうなる?

(2020/5/16追記) 受験手数料の返還について具体的なスケジュールが発表されました。

6月下旬 受験手数料返還の具体的な手続きについて、郵送等で通知

7月上旬 受験手数料返還を開始

尚、返金方法は個人と団体申込みで異なるようです。

申込方法 支払方法 返金方法
個人 インターネット申し込み クレジット決済 クレジットカード会社経由で返金
クレジット決済以外 指定した銀行等口座へ返金
郵送申し込み
団体

インターネット申し込み

郵送申し込み

団体担当者が指定した銀行等口座へ一括返金

午前免除の延長について

令和2年度春期試験において一部免除(基本情報技術者試験の午前試験免除、高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験免除)を受験申込み時に申請していた方につきましては、令和2年度春期試験実施の取りやめ(中止)によって不利とならないよう、一部免除申請が可能となる期間を延長いたします。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

情報処理技術者試験には、免除制度があります。

今回の試験が対象となった場合は、免除権限が延長となるので、その辺りは安心ですね。

まとめ

現時点で公表されている情報をもとに記事にさせて頂きました。

情報が更新され次第、更新してまいります。