システムアーキテクト試験の勉強方法(午前)
皆さん、こんにちわ。管理人の「RITZ」(リッツ)です。
令和1年度のシステムアーキテクト試験に一発合格出来たので、今日はシステムアーキテクト試験の中でも午前問題の勉強方法について私なりのやり方をご紹介したいと思います。
その前にシステムアーキテクト試験の基本的な情報が知りたいという方は、以下のページに詳細をまとめておりますので、ご覧になって下さい。
私は同年度に合格したプロジェクトマネージャー試験のときも同様でしたが、午前試験に向けての勉強時間は2週間位しかしておりません。朝夜の通勤時間にスマホでポチポチと勉強を繰り返しておりました。勉強期間は沢山あれば良いというものではないと思います。特に午前試験については、短い期間で以下に効率的に出来るか、がカギだと思います。
なので、今回は仕事、学業が忙しくて勉強時間があまり取れない方に必見の勉強法になるかと思います。
本記事は、応用情報技術者試験レベルの知識を持っている方、という前提になってしまうとは思います。その点ご了承下さいませ。
前置きが長くなりましたが、ご紹介させて頂きます。
参考書を最初から地道にやるのは非効率
参考書を否定しているわけではありませんが、情報処理技術者試験全般に言えることですが、試験の出題範囲が広範囲のため、最初からコツコツやる場合かなりの勉強時間が必要になってきます。
参考書を買ったタイミングって、「さぁ、勉強するぞ!」って言う感じでモチベーションが高いので、最初はコツコツと頑張るのですが、だんだんと嫌気が差してきて、勉強しなくなっちゃいませんか?
なので、私は参考書は購入しますが、全部はやりません。
じゃぁ、どうするのか?
午前問題は過去問題をやるだけ
結論、これに尽きます。午前の勉強は過去問を解くだけで良いです。
情報処理技術者試験の午前試験は、過去に出題された問題がそのまま出るケースが多いというのは有名な話かと思います。
過去問を制するものは情報処理技術者試験を制す
大げさに聞こえるかもしれませんが、本当です。
では、どれくらい過去問が出題されるのか?が気になりますよね。
私が受験した令和1年度の午前Ⅱの問題について、過去に同じ問題が出題されているかどうかをH21年度から振り返って見ました。
No | R1年度(午前Ⅱ) | 同問題が出題されている年度 | 備考 |
1 | 問1 | H21/問2 | |
2 | 問2 | H28/問4 | ※文章内の単語が微妙に違う |
3 | 問3 | H24/問4 H26/問3 | |
4 | 問5 | H21/問5 | ※文章内の単語が微妙に違う |
5 | 問7 | H24/問7 | |
6 | 問8 | H22/問15(午前Ⅰ) | ※文章内の単語が微妙に違う |
7 | 問16 | H29/問15 | |
8 | 問19 | H30/問6(午前Ⅰ) H25/問20 | |
9 | 問22 | H26/問23 | |
10 | 問23 | H29/問23 | ※文章内の単語が微妙に違う |
11 | 問24 | H23/問24 | ※文章内の単語が微妙に違う |
どうでしょうか?一部は文言一部変わっていたりしておりますが、
11問/25問中
が過去に出題されている問題がそのまま出題されています。
情報処理技術者試験では午前Ⅱの合格ラインは60%になります。過去問だけで44%取れてしまうことになります。
過去問が学習できていれば、残り4問正解すれば合格です。
ある程度の業務経験があるかた、応用情報技術者試験レベルの知識があるかたについては、4問程度であれば余裕で正解出来ると思います。
過去問の学習方法について
私が実際にシステムアーキテクト試験を受験した際に、過去問を利用した勉強方法についてご紹介します。
- 1.1年度分の過去問を解いてみる
- この時、計算問題を除外してやっていました(通勤中に計算できないので)
- 2.間違えた問題のみ再度チャレンジ
- ここ超重要。体に覚えさせる。
- 3.同じ年度を再度チャレンジ
- No.1,2とは少し時間を置いた方がいいです。
ここまでやると、この年度については問題に対して答えがほぼ記憶できると思います。
- 4.年度毎にNo.1〜3を繰り返し実行
- 時間があれば一番昔の年度から、なければ5年間でOKです。
- 5.試験直前にすべての過去問を解く
- No.1〜4をやることで、答えを大体覚えているので、即答できるレベルになっていると思います。
こんな感じです。
ちなみに、過去問はIPAサイトからダウンロードしても良いと思いますが、本サイトで過去問を全て1ページにまとめましたので、是非ご活用下さい。
また、過去問の学習について、アプリを提供させて頂いておりますので、こちらも是非ご活用下さい。
つまり、過去問の問題&回答を覚えてしまおう!という事です。こうする事で、試験会場で問題を解こうと問題冊子を眺めると
あ、この問題知ってる。
というのがいくつもあり、知っている問題なので間違うこともないですね。
時間がない方、とりあえず合格しておきたい、という方は解答に対する解説を読まなくても、問題に対する解答だけ暗記するでもいいかと思います。
過去問だけでは不安な方
基本的に午前試験については、暗記でなんとかなると思っている管理人ではありますが、それだけですと試験には合格する事はできても、自分の知識、身にならないため、あまりおすすめはしません。
では、どうするか?
やはり参考書を購入し、きちんと学習する事が大切だと思います。
ただ、情報処理技術者試験の参考書は分厚いので、時間がある方は最初から地道にやるでもいいかもしれませんが、仕事や勉強で忙しい方はそうもいきません。
そういった方たちにおすすめのやり方としては
過去問と参考書を組み合わせ
になります。つまりどういう事と言うと、過去問をやって間違えた問題や、ちょっとよくわからなかったな、等自分が苦手とする内容に関してのみ参考書で学習する方法です。
自分が得意とする内容について、最初から参考書を読む必要はありません。自分が苦手とする分野のみに集中して参考書を利用するのが効率的です。
ちなみに、私がオススメする午前向けの参考書は以下です。
おすすめの参考書については、別ページにまとめておりますので、そちらも是非ご参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的な目線ではありますが、情報処理技術者試験の午前試験に関する勉強法をご紹介させて頂きました。
まずは
午前試験の過去問を徹底的にやる
次に
苦手な分野を参考書等で補う
これをやれば、午前試験は突破できます。
是非合格に向けて頑張って勉強していきましょう!!